自動車の車検証には使用者と所有者の欄があります。

土地や家屋の登記と違って「使用者」が別にあるのが特徴です。

一括で購入した場合は、使用者「○○太郎」所有者「使用者に同じ」と記載され、使用者=所有者とされます。

夫が使用者兼所有者の自動車で妻が普段乗る分には基本的に問題ありません。

 

ローンで購入した場合、所有者「△△ローン会社」となり、使用者と所有者が分離され、ローンが払えない場合にはローン会社が自動車を引き上げる形となります。払えないから車を返すような形になりますが、もともと所有車はローン会社になっていますので、債権回収上、有利な立場になることができます。

ローン完済時に所有者も○○太郎に移ることになります。

自動車関連の税金は「使用者」に課税されます。私はこれが非常に気持ち悪く感じます。

 

自動車を例えば夫婦共同で購入し、「共有」する場合、車検証にその旨が記載されますが、所有者欄ではなく、備考欄に記載されるようです。それもまた気持ち悪く感じます。

所有者「使用者に同じ」もおかしな感じがします。逆に使用者「所有者に同じ」となっている方が自然な感じもします。それに「使用者」ではなく、法律用語の「占有者」にしてほしい気もします。

自動車をローンで購入し、ディーラーが所有権留保(代金完済時に所有権が移る、それまで所有権を移さずに留めておく)するためにこのような記載になっているものと思われます。

 

車検証には車両の「色」の記載がありません。「プリウス」といったような車の名称の記載もありません。一般の方が見るとなんとなく難しい書類に見えてしまいます。

難しい書類や煩雑な名義変更などは行政書士に任せて余暇をゆっくり過ごされてください。